保険適用が決まった時、正直「ラッキー」と思った。
それまで「体外受精 = 40 万 〜 50 万円」というのは知ってた。
それが「保険適用で 1 割負担」って聞いたから。
「あ、 4 万円か 5 万円か」
人生が変わるレベルで、負担が減ると思った。
でも。
実際の請求書を見た時。
「あ、これ、思ってたのと違う」
保険適用前の概算
不妊治療が保険適用になるニュースが出た時。
クリニックから「説明会」の案内をもらった。
「では、体外受精の場合、こうなります」
医師が示したのは:
保険適用前: - 採卵:120,000円 - 受精:60,000円 - 胚移植:80,000円 - 診察・超音波・その他:80,000円 - 合計:340,000円
保険適用後: - 「保険診療」と「自費診療」が混在します。 - 「採卵」「胚移植」などは保険対象。 - でも「高度な検査」「先進医療」は自費。 - 目安として「自己負担 10 万円 + 保険での 3 割負担」
説明会の時点では「合計 13 万円くらい」という話だった。
「あ、 34 万円から 13 万円か。半額以下だ」
えー。3 割負担って。
「保険が 7 割を持ってくれる」って意味だから。
なるほど。
でも「自費で 10 万円」って、何に?
その説明の時点では「詳細は、個別でお伝えします」って言われた。
実際の採卵周期で、費用を知る
採卵周期が始まったら「費用表」をもらった。
「では、このご周期での費用は、このようになります」
見ると:
保険診療部分(3 割負担) - 初期検査:12,000円(自己負担 3,600円) - 採卵:120,000円(自己負担 36,000円) - 胚移植:80,000円(自己負担 24,000円) - 診察・超音波:20,000円(自己負担 6,000円) - 保険診療合計:69,600円
自費診療 - ホルモン検査:15,000円 - 受精培養:60,000円(「通常培養」か「顕微授精」かで変わる) - PGS 検査:150,000円(染色体検査。任意) - 胚凍結保存:10,000円 - 薬剤(プロゲステロン・その他):15,000円 - 自費診療合計:250,000円
あ。あ。あ。
「えっと...合計は?」
合計:319,600円
あの。
元々 34 万円だったのに、今も 32 万円です。
「え、保険適用、何?」
医師の説明
「あ、実は」って医師が言った。
「保険適用の対象は『採卵』『胚移植』などの『基本的な治療』だけなんです」
「でも、その他の『質をもっと高くする検査』『薬剤』『培養料』などは、自費なんです」
つまり。
保険が「基本的なこと」をカバーしてくれるだけ。
「より良い治療」「より高度な検査」は「自費」。
それが、全体の 70%を占めてる。
「では、通常培養で、保険だけにしたら、いくら?」
医師が計算してくれたのは:
保険診療合計:69,600円 必須な自費(培養):60,000円 最低限の費用:129,600円
「あ、 13 万円か。説明会と一致した」
「でも、それは『最低限』ですね。PGS 検査したり、凍結保存したり、ていうと、もっと増えます」
あ。
説明会での「合計 13 万円」って「最低限」だったんだ。
実際には「全ての検査を受ける」と「32 万円」。
医師への質問
「あ、あの。保険適用って、何なんですか?」
思わず聞いてしまった。
医師は「良い質問ですね。保険適用で『誰もが、基本的な体外受精を受けられるように』という目的なんです。でも『より高度な治療』については『効果が確実でない』ということで、自費になってるんです」
つまり。
医学的に「確実な効果」がある治療=保険対象。
「効果が不確定」な治療=自費。
PGS 検査(染色体検査)も「成功率は上がるかもしれないけど、確定的ではない」から自費。
凍結保存も「今すぐ移植しない場合のために」だから自費。
つまり「保険で全部カバーしてくれる」わけじゃなくて「最低限だけ」。
それが、現実。
費用を見直す
では「何を選ぶか」という決断が、初めて発生した。
選択肢A:「最低限(保険のみ)」= 13 万円 - 採卵、移植、基本検査のみ。 - 凍結保存なし。PGS 検査なし。
選択肢B:「標準的(凍結保存あり)」= 17 万円 - 採卵、移植、凍結保存。 - PGS 検査なし。
選択肢C:「全部やる」= 32 万円 - 全ての検査、凍結保存。 - 成功率を最大化。
「どれにします?」
医師の質問に「...わかりません」
経済的には「A」を選びたい。
でも「せっかく採卵したなら、凍結保存は、しときたい」。
「B」が、バランスいい?
栄養士さんに相談したら「PGS 検査がないなら、栄養で補いましょう」って言われた。
つまり「サプリ」で対応する、ってことか。
実際、マカナをちゃんと飲むことで「卵子の質」は上がる。
PGS 検査の費用(15 万円)をサプリ費用に回す方が、効率的かもしれない。
結局「B」を選んだ。
採卵 + 移植 + 凍結保存。
費用は 17 万円。
保険で 7 万円。自費で 10 万円。
実際は「保険が、これくらい負担してくれる」ってことが見えた。
医療保険との関係
その後「医療保険」の給付について、知ったこと。
生命保険の「医療保険」に入ってた。
「体外受精」での給付について、保険会社に問い合わせた。
「体外受精は、基本的に給付対象です。採卵で『手術給付金』『入院給付金』が出ます」
あ。
実は「医療保険」からも、お金が出るんだ。
自分の場合: - 手術給付金:20,000円 - 入院給付金:なし(採卵は日帰り手術だから) - 通院給付金:3,000円 × 5 日 = 15,000円
医療保険から:35,000円
つまり「自費 10 万円」のうち、医療保険で「3.5 万円」が還付される。
実質的な自費:6.5 万円。
「あ、ちょっと、助かった」
第二回採卵へ向けて
第一回は「情報不足」で、費用を見落とした。
第二回では「凍結胚移植」だから「採卵費用」は発生しない。
その代わり「凍結胚の融解費用」が発生する。
融解:20,000円(保険 5,000円 + 自費 15,000円) 移植:80,000円(保険で自己負担 24,000円 + 自費 0)
つまり「凍結胚での移植周期」は「12 万円」くらい。
採卵周期より、ずっと安い。
「あ、凍結胚があると、経済的には、すごい」
この経験から「凍結保存する」って選択が「長期的には、お金を節約できる」ってこと、初めて気づいた。
サプリと医療費のバランス
ここで「サプリ」の話が、また出てくる。
PGS 検査(15 万円)を「やる」か「やらない」か。
やらないなら「その分を栄養管理に回す」。
マカナ を 3 か月飲む:3,980 × 3 = 11,940 円。
Varinos も追加で 3 か月:3,980 × 3 = 11,940 円。
医学的には「PGS 検査」が「より確実」。
でも「栄養で卵子の質を上げる」も「効果がある」。
費用的には「栄養」の方が、圧倒的に安い。
実際「第一回采卵で栄養不足で失敗した」という経験から「サプリの大切さ」を学んだ。
だから「PGS 検査を自費でやる」より「サプリを自費でやる」の方が「自分にとって効果的」。
思ったこと
保険適用で「体外受精が安くなった」って言われてるけど。
実際は「基本だけが保険」「その他は自費」。
だから「実際の患者の負担」はそこまで、変わってない。
むしろ「自分で選べるようになった」ってことが、大事だと思う。
「保険で最低限」か「自費で高度な検査」か「自費でサプリ投資」か。
その選択肢が、できるようになった。
それが「保険適用」の本当の意味だと思う。
次のあなたへ
体外受精の費用について、聞く時。
「合計いくら?」ではなく「保険はどこまで?その他は何が自費?」って聞いてください。
そしたら「実際の自費負担」が見える。
医療保険に入ってるなら「給付対象になるか」を確認してください。
思わぬ還付が、あるかもしれません。
そして「サプリの費用」も「医療費」の一部だと思ってください。
検査や薬と同じくらい「卵子の質」に影響する。
その投資は「後から、効いてくる」。
実際、私が検討した商品は マカナ(CoQ10 + 全成分型)、ベルタ葉酸(初回割引が大きい)、Varinos(ビタミンD + ラクトフェリン)。医療費と栄養投資のバランスを取ることが、成功の鍵になる。